NTT東日本などは1日から、上越妙高駅西口の無人店舗内に人工知能(AI)を活用した万引き防止サービスを導入した。店内に設置したAI内蔵のカメラで来店客の不審な動きを検知すると、近隣店舗のスタッフにアラームが送られる仕組み。5月末までの実証実験で、無人店舗内での万引き対策として有効性を探る。
ソフトウエア開発のクラスメソッド(東京・千代田)と上越妙高駅西口で商業施設「フルサット」を運営する北信越地域資源研究所(新潟県上越市)と連携し実施する。フルサット内にあるクラスメソッドの無人店舗内に、NTT東日本などが開発した「AIガードマン」を導入した。無人店舗に同サービスを導入するのは全国で初めて。
AIカメラが店舗内できょろきょろしたり、急に立ち止まったりするなどの不審な動きを検知すると、フルサット内の別店舗にいる店員に通知が送られる。店員が無人店舗に向かい、来店者に声をかけることで万引きを未然に防ぐ。実証実験を通じ、他店舗への展開を検討していく。
2020/4/1 15:08
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57506830R00C20A4L21000/