NECは、優秀な人材を確保するために10月から研究職を対象に、新卒年収が1000万円を超える可能性がある給与を支給すると発表した。これが技術・研究系の職場に衝撃を与えているという。
大学時代の論文が高い評価を得た新卒者を対象にしていて、これまでの年功序列とは全く異なる破格の厚待遇となる。年功序列が主流である日本企業の中では、異例の取り組みだ。裏を返せば、能力のある人材を生かす給与体系に変えていかないと、グローバル競争の中では勝てない状況になりつつあることを表している。
ソニーは新入社員が730万円
AI(人工知能)、バイオテクノロジーなどの先端技術分野では、優れた研究者のアイデアが製品化につながる。そのため、大手の技術系企業は将来のヒット商品の開発につながるような「金の卵」を、のどから手が出るほど欲しがっているのだ。
中略
「雇用の仕組み変えないと『3流国』に転落」
こうした日本企業の変化について人事制度に詳しいパーソル総合研究所の櫻井功副社長は危機感を強める。
「NECなどが求めているデジタルトランスフォーメーション人材と呼ばれる人たちの給与は査定で決まるものではなく、マーケットバリューで決まってくる。技術系の企業はこうした人材がいないと生き残れない時代になっており、高給を出してDX人材を取ろうとするのはやむを得ない。
いま日本企業は…
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https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190912-00000023-zdn_mkt-bus_all&p=1
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