米アップルは2日、スマートフォン向け音声アシスタント機能「シリ(Siri)」の会話内容の分析を中止したと明らかにした。IT(情報技術)企業によるプライバシー情報管理に対し、監視が強まっていることへの対応とみられる。利用者が会話内容の分析を認めるか選べるよう仕組みを変更する。
シリは人工知能(AI)を利用したスマホのアシスタント機能。利用者の質問に音声で答えたり、電話をかけるなどの指示に従ったりする。英紙ガーディアンは7月下旬、アップルが委託先業者を通じ、利用者とシリの会話内容を録音・分析していると報じた。
アップルの広報担当者は、会話の分析はシリの機能向上を目的とした評価プログラムの一環だと説明した。「プログラムを全世界で一時中止し、今後は利用者が参加の可否を選べるようにする」と述べた。
欧米規制当局はIT企業のプライバシー情報利用に対する監視を強めている。米連邦取引委員会(FTC)は7月、個人情報の管理に著しい不備があったとして米フェイスブックに50億ドル(約5400億円)の制裁金を科した。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO48170200S9A800C1000000/
引用元: http://egg.5ch.net/test/read.cgi/bizplus/1564809435/