【シリコンバレー=佐藤浩実】米アップルは4日にサンノゼ市で開いた世界開発者会議(WWDC)で、ウェブブラウザー「サファリ」の閲覧履歴の追跡を防ぐ機能を強化すると発表した。アップルは従来も同様の機能を盛り込んでいたが、クレイグ・フェデリギ上級副社長は「今年(の更新で)は完全にブロックする」と強調した。欧州の「一般データ保護規則(GDPR)」の施行などで個人情報の取り扱いへの関心が高まるなか、プライバシーを重視する姿勢を打ち出す。
フェデリギ氏は基調講演で「端末にある個人情報はその人だけがコントロールすべきだと考えている」と語った。ウェブサイト上に出てくるフェイスブックの「いいね!」や「シェア」のアイコンなどを表示しなくできるという。今秋にパソコン向け基本ソフト(OS)「macOS」を更新するのに合わせて、同機能を加える。
技術的には、ウェブサービスが個人を特定するのに利用している「フィンガープリント」と呼ぶ追跡手法を使えなくする。サファリの利用者に対しては今後一層、「ターゲティング広告」を打ちにくくなるとみられる。
2018/6/5 7:51
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO31368880V00C18A6000000/
引用元: http://egg.5ch.net/test/read.cgi/bizplus/1528153303/