スマートフォンのUIを黒を基調としたダークモードにすることで、バッテリー持ちが格段に向上することが明らかになっています。特にバッテリーの減りが気になるスマートフォンでは、バッテリーにやさしいダークモードの登場が待たれるところですが、個々のアプリがダークモードを採用するケースはあっても、AndroidやiOSがワンボタンでシステム全体を黒基調に変更するようなダークモードを採用するには至っていません。しかし、最新の情報によると、2019年に登場予定の次期iOSである「iOS 13」では、ついに正式にダークモードが搭載されることとなるようです。
Bloombergが情報筋から入手した情報によると、Appleは2019年後半にリリース予定のiOS 13でダークモードの導入を検討しているとのこと。情報筋によると、Appleは「夜間の視聴を容易にするため」にダークモードを導入しようとしているようです。近年、さまざまなアプリが独自にダークモードを追加しており、2018年6月にはmacOSにもダークモードが追加されることとなりました。
スマートフォン、特にOLED(有機ELディスプレイ)採用の端末ではダークモードを使用することでバッテリー消費を劇的に改善することが可能で、iPhone Xの場合ダークモードを使うことで約60%もバッテリー消費を抑えることが可能です。なお、ダークモードにすることでスマートフォンのバッテリー消費をどれだけ抑えることができるようになるのかは、以下の記事を読めばよくわかります。
なお、ダークモードがiOS 13における唯一の新機能となることはないとのこと。iOS 13で期待されるその他の新機能としては、iPad向けの新しいホーム画面や、CarPlayの改良が計画されていると報じられています。海外メディアのThe VergeもiPad向けの新しいホーム画面が開発中であるというウワサを聞いたことがあるとのことで、これは当初は2018年に発表されたiOS 12で導入される予定の新機能であったものの、iOSの信頼性とパフォーマンス改善のために導入を遅らせることになった模様。
記事作成時点ではiPad向けの新しいホーム画面に関する詳細は明らかになっていませんが、iOS 13ではアプリとファイル管理を改善するためのタブインターフェースが登場するともウワサされており、それに対応したデザインになるのではと言われています。
Appleは雑誌購読サービスやオリジナルのムービーコンテンツを新しいiOS 13に統合しようとしているともウワサされています。2019年第1四半期の決算報告でAppleは前年比で15%もiPhoneの売上を落としていますが、同時にサービス事業の売上は急成長しているため、サービス事業により注力するための改良がiOS 13に加えられるとしても驚くべきことではありません。
なお、Appleは毎年6月に開催されるWWDCの中で次期iOSを発表しているので、そこでダークモードが搭載されるかどうかが明らかになるはずです。
2019年02月03日 09時00分
https://gigazine.net/news/20190203-ios-13-dark-mode/
引用元: http://egg.5ch.net/test/read.cgi/bizplus/1549159259/