サムスン電子の業績を支える半導体とスマートフォン事業の競争力が揺らいでいる。米中貿易紛争の余波などによりスマートフォンとメモリー半導体の需要が減り、今年のサムスン電子の営業利益は昨年の58兆8900億ウォンの半分にも満たないとの見通しが出ている。半導体不況は来年まで長期化する可能性まで提起されている。
サムスン電子高位関係者は16日、「4-6月期に入り半導体事業をめぐる外部環境が急速に悪化している。会社内部でもメモリー半導体の業況が年末まで回復しないだろうとの意見が多数」と話した。彼は「今年と来年の半導体事業戦略をすべて組み直している」と付け加えた。サムスンはこうした内部見通しを来月の4-6月期業績発表会の際に株主と投資家に説明する計画だという。サムスン電子は4月末の1-3月期業績発表会当時だけでも「4-6月期には需要の段階的な回復傾向を期待する」(メモリー事業部チョン・セウォン副社長)としていた。
市場でも楽観論は見つけるのが難しい。グローバル市場調査会社のDRAMエクスチェンジは7日、当初前四半期比10%と予想した7-9月期のDRAM平均販売価格(ASP)下落幅を10~15%に修正した。10-12月期もこれまでの下落幅予想値の2~5%より大きい10%の下落を予想する。PC業界を中心に取引されるDRAM固定価格(DDR4・8Gb基準)は5カ月連続で大幅に下がり最近は4ドルを割り込んだ。
半導体業界は今後景気見通しが不透明になれば昨年の半導体スーパー好況を牽引したサーバー顧客も今年計画した投資を先送りする可能性があるとみている。米中貿易紛争の余波により中国でアップルのiPhone販売が減る点も負担だ。
ファーウェイ問題で利益が予想されたスマートフォン事業も期待ほどの成果を出せないという観測が提起されている。スマートフォン市場全体で成長が鈍化している中でトップ企業間の価格競争が激しくなり収益性が急落するとみられる。
サムスンの戦略製品である「ギャラクシーS10」シリーズも前作に比べ善戦したが当初期待した販売台数には満たなかったという。「世界トップ技術」のリーダーシップを見せるために発表したサムスン電子の折りたたみ式スマホ「ギャラクシー・フォールド」は品質問題が起きた。
サムスン電子の高東真(コ・ドンジン)IM(IT・モバイル)部門長(社長)が先月31日に「発売日程を数週間以内に正式発表する予定」としたが正確な日程はまだ出せずにいる。
https://japanese.joins.com/article/500/254500.html
引用元: http://egg.5ch.net/test/read.cgi/bizplus/1560755562/