中略
今のSafari、よくない?
macOS Mojaveの発表は、大きな感動を呼び起こしました。ダークモードの登場こそが、その感動の中心にあったことは否めませんが、ボクはSafariこそが陰の主役だったのではって感じています。昨年6月のWWDC(World Wide Developers Conference)において、新バージョンのSafariが発表されたとき、Apple(アップル)のエラいさんたちは、MacとiOSデバイスのデフォルトブラウザに備わるプライバシーの新機能をサラリと紹介した程度でした。サードパーティが、クッキーを使ってユーザーを追跡できないようにする「Intelligent Tracking Prevention」機能のアップデートは、その目玉機能です。FacebookやGoogleにとっては、そのデジタル広告の効果を薄れさせるほどの脅威ともなり得るでしょう。秋に買った靴の関連広告が、サイトを開くたびに表示されていくといったトラッキング広告に、もう毎日悩まされなくてよくなりましたからね!
新たになったSafariは、ユーザーエクスペリエンスの向上に資するアップデートも満載でした。とにかく高速で、スピードでほかのブラウザを選ばなければならないと感じさせられることはないでしょう。そして、なによりも安定しており、Chromeを使っていると、いつクラッシュしてブラウザが再起動するのかとヒヤヒヤするものですけど、そういう不安から解放されます。それに、ようやくSafariにもファビコンが表示されるようになりました。とくに気に入っているのは、よく使うページのタブをピン止めしておくと、どのウィンドウを開いても、そのタブをキープして表示してくれる点です。おまけに、この連携は別のデバイスでも継続され、Macで開いたページが、そのままiPhoneでも表示されていくという感じのことが、わずか数タップでできてしまいますよ。そして、新しいダークモードのすばらしいことったら、ありゃしませんよね。
新機能のなかでも特筆すべきなのは、パスワードマネージャーの「AutoFill Passwords」です。これはiOS 12でもmacOS Mojaveでも使え、ネットライフが非常に快適になりました。たとえば、iPhoneでサインインを求められるページが出てくると、これまでならばパスワードを入力したものですが、いまはFace IDで顔をスキャンするだけで完了です。もういちいちパスワードを覚えておく必要はありませんし、Chromeで悩まされた、自動ログインの不具合とオサラバできました。きっと皆さんも、Chromeの自動パスワード入力が、誤ったパスワードをサジェストしてきてイライラしたことがあるでしょう? もうSafariなら、そんな経験とはお別れですよ~。
ちなみにAutoFill Passwordsは、2段階認証にも対応しています。その便利な連携ぶりといえば、Macで2段階認証を要求され、iPhoneへセキュリティコードが記載されたテキストメッセージを受け取ると、もうなにもしなくても、Safariが自動的に読み取って、Macでのサインインを完了してくれるといった流れですね。これはちょっとした機能に思えるかもしれませんが、1日に何度もMacで2段階認証を使うという人にとっては、いちいちiPhoneの画面から、届いたメッセージ内の6桁のセキュリティコードを探し出して打ち込む手間が省かれ、快適なことこのうえありません。
これらは、Chromeを10年ほど使い続けた後、ここ数か月でSafariに戻って発見した、ほんの一例にすぎませんね。実際には、まだまだSafariの新機能を使いこなせていないように感じています。わかりやすい例だと、Safariには、セキュアなパスワードの自動生成およびキーチェーンへの保存機能が備わっています。もちろん、同種の機能はChromeでも使えます。ただボクは、まだ使ったことがありません。でも、きっと早く使うべきでしょうね。Safariは、同じパスワードの重複も調べてくれて、これもまた早く使うべきなんだろうなって感じています。
最強のプライバシー保護機能が魅力的に写る今だから
以下ソース
https://www.gizmodo.jp/2019/03/i-ditched-chrome-for-safari-and-you-can-too.html
引用元: http://egg.5ch.net/test/read.cgi/bizplus/1552278973/