IT、ガジェットネタまとめ速報

IT技術やガジェットネタに関するみんなの反応のまとめをチョイスしてお届け!

企業別:Google

グーグルは「URLがない世界」をつくろうとしている

投稿日:

1: 田杉山脈 ★ 2018/09/10(月) 00:05:06.46 _USER
trash2-01
グーグルの「Chrome」ブラウザが10歳になった。まだ子どもと言っていい年齢だが、Chromeはその短いながらも波乱万丈な人生において、たくさんの大胆な変化を生み出してきた。

Chromeの開発チームは、細部の改良よりも大局的な問題に取り組もうとする傾向がある。新しいヴァージョンへの自動更新の強制や、暗号化されていない通信の排除などはその一例だ。結果として導入された機能には賛否両論があるものの、Chromeは次の10年を見越して、これまでで最も議論を呼びそうな挑戦を始めようとしている。URLをなくそうというのだ。

ネットユーザーなら誰もが毎日使っているであろうこの文字列は、正確には「Uniform Resource Locator(統一資源位置指定子)」と呼ばれる。URLは、DNS(携帯電話のアドレス帳のようなものだ)に従って、ブラウザーを正しいIPアドレスに導く役割を果たす(ちなみにIPアドレスとは、インターネット上でサーヴァーを特定するためのものだ)。

専門的なことは省いて簡単に言うと、『WIRED』US版の記事を読むには、ブラウザーのアドレスバーに「wired.com」と入力すればいい。こうすることでユーザーは、ルーティングのプロトコルや数字の羅列といったものにかかわらなくて済む。

ネットの世界の拡張に伴い、URLも複雑さを増している。何を意味するのかわからない構成要素が増えたし、リダイレクトや短縮URLといった新しいサーヴィスも登場した。またモバイルデヴァイスでは、そもそもアドレスバーに十分なスペースがないため、URL全体が表示されることはほとんどない。

現行のURLの表示方法に「異議」
そして、こうした混乱がサイバー犯罪者たちに利用される事態が起きている。無害なサイトを装って、フィッシング詐欺や悪意のあるファイルをダウンロードさせるといった罠が横行しているのだ。原因のひとつは、ユーザーがURLからこうした偽物のサイトを見抜けないことにある。そこでグーグルが立ち上がった、というわけだ。

Chromeのエンジニアリングマネージャーのアドリエンヌ・ポーター・フェルトは、「URLを理解するのは本当に大変です」と話す。「読み方がわからないのです。どの部分なら信頼できるのかも不明ですし、一般論として、URLがウェブサイトを識別するための優れた方法だとは思えません」と語る。

「グーグルは現在、誰でも簡単にサイトを判別できるようなシステムをつくろうとしています。ネットを利用する際、自分が見ているものは何なのか、それを信じていいのかといったことを、ユーザーがきちんと判断できるようなシステムです。ただ、そのためにはChromeがURLをどの段階でどのように表示するかという点において、大きな変更を施す必要があります。わたしたちはサイトを識別するための正しい方法を考えていく上で、現行のURLの表示方法に異議を唱えようとしているのです」

しかし、URLに代わるシステムなど存在するのだろうか。頭を抱えたくなるのは当然で、誰もがそう思っている。研究者たちは過去何年にもわたり、URL以外の選択肢はないか模索を続けてきた。

ポーター・フェルトと同僚のジャスティン・シューは、Chromeの開発チーム内部にもさまざまな意見があると説明する。そして現時点では、具体的にどのような選択肢が検討されているのかということすら明らかになっていない。

わずか数週間で廃止された代替システム
グーグルが目指すのは、セキュリティとアドレスの整合性を強化し、同時にスマートフォンなどでのリンクのシェアといった一般的な利用をより便利にすることだ。これに向けて、現在はURLがどのような場面で使われているのかを洗い出そうとしているという。

Chromeチームでエンジニアリング担当ディレクターを務めるパリサ・タブリーズは次のように語る。

「代替システムをどうするかについては、議論を進めている段階です。唯一わかっているのは、Chromeがどのような提案をするにしても、確実に異論が出てくるということです。古くから使われていて普及もしているオープンプラットフォームを変えようとすると、必ず起こる問題です。どのようなかたちで現れるかはわかりませんが、とにかく反対意見があるでしょう。ただ、誰もが現状に不満を感じている以上、解決に向けて何かしようとすることが重要です。いまのままのURLではだめなのです」
https://wired.jp/2018/09/09/google-wants-to-kill-the-url/

引用元: http://egg.5ch.net/test/read.cgi/bizplus/1536505506/

続きを読む

このまとめの続きはコチラ!

-企業別:Google

関連記事

GoogleはGoogleアプリ標準搭載のAndroid端末1台につき4500円のライセンス料を課す見込み

1: ムヒタ ★ 2018/10/21(日) 07:01:46.70 _USER
Googleのモバイル向けOSであるAndroidの提供法が欧州連合競争法(独占禁止法)に違反していたとして、Googleに5700億円もの罰金が科せられました。これにより、GoogleはEU圏内ではGoogle PlayをはじめとするGoogle製アプリを…

「Chrome」に偽装URLの警告機能が追加へ–通報用の拡張機能も

1: 田杉山脈 ★ 2019/06/19(水) 20:21:50.21 _USER
 Googleは米国時間6月18日、「Chrome」の2つのセキュリティ機能について発表した。URLの文字の置き換えが疑われるウェブアドレスを警告する機能と、疑わしいウェブサイトを通報するツールだ。これにより、不正なウェブサ…

Google、最大30TBまで使えるオンラインストレージ「Google One」

1: 田杉山脈 ★ 2018/09/20(木) 21:13:04.51 _USER
Googleは、最大30TBまで保存可能なオンラインストレージ「Google One」を間もなく国内で提供開始する。これまでにGoogleドライブで購入したストレージは、Google Oneに統合されることになる。  すべてのGoogleアカウ…

Google、「Inbox」を2019年3月に終了へ 「Gmail」にフォーカス

1: ムヒタ ★ 2018/09/13(木) 10:41:07.58 _USER
 米Googleは9月12日(現地時間)、メールサービス「Inbox」の提供を2019年3月に終了すると発表した。メールサービスを「Gmail」に一本化する。  Googleは2014年10月に、Inboxをメールの実験的な機能をアグレッシブに提…

Google、独自のスマートディスプレーを年内に発売か

1: ムヒタ ★ 2018/08/18(土) 12:40:44.67 _USER
今年1月のCESで、GoogleはAmazonのEcho ShowおよびSpotに対抗する新たな製品カテゴリーを大々的に発表した。LG、LenovoおよびJBLの3社は、それぞれの画面付きスマートスピーカーを披露しようと舞台袖で待っていた。, 一…