【ロンドン=篠崎健太】ソフトバンクグループがサウジアラビア政府などと設立した10兆円規模のファンドに、日本の3メガバンクや独ダイムラーなどが参加を検討していることが分かった。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)電子版が10日報じた。出資額や参加形態などは不明だが、資金の出し手が広がればテクノロジー企業への投資に弾みがつきそうだ。
FTによると、三菱UFJフィナンシャル・グループ、三井住友フィナンシャルグループ、みずほフィナンシャルグループの3メガ銀グループが参加を検討している。ダイムラーのほか、米オラクル創業者のラリー・エリソン氏が個人で出資する見通し。バーレーンの政府系ファンドも加わる方向だという。
ソフトバンクは2017年5月に「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」を立ち上げた。サウジアラビア政府系ファンドのほか、米アップルや台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業、シャープなどが出資者に名を連ねている。
ビジョンファンドは人工知能(AI)や次世代交通システムなどを手掛ける先進企業を中心に投資している。これまで30社近くに資金を振り向けた。ソフトバンクが9日発表した決算資料によると、18年3月末時点の投資総額は297億ドル(約3兆2600億円)に上る。
ビジョンファンドに対するソフトバンクと外部からの出資額は、将来のコミットメント(約束)分も含めると977億ドルに達した。外部投資家の顔ぶれが広がれば投資余力が一段と高まる。
ソフトバンクグループは「コメントを控える」としている。
2018/5/11 0:34
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引用元: http://egg.5ch.net/test/read.cgi/bizplus/1525977812/