NTTの鵜浦博夫社長は、「海賊版サイト」への接続の遮断を決めたことについて「コンテンツを作る人がインセンティブを維持できるネット社会を作るべきだ」などと熱弁したという。
記者の質問に対し鵜浦社長が回答した形だが「質問がなければ自分から話すつもりだった」と語り、著作権保護を巡るネットのあり方について持論を展開した。
NTTが接続遮断を決めたのは、政府が悪質と判断した「漫画村」など3サイト。「ネット社会を無法地帯のまま放置したくない」との思いから遮断を決断したという。「(遮断しないことについての)不作為でNTTを訴えるという声もあった」と話し、以前から社内で議論を進めてきたことも明かした。
鵜浦社長はまた「不法行為が清算できたわけではない」と強調。「ネット社会で私は(海賊版サイトを利用していた人にとって)悪者になっているようだが」と冗談も交えたが、今後も海賊版サイトに対し厳しい姿勢で臨む。
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL11HPM_R10C18A5000000/
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