アスクルが8月2日に開いた定時株主総会で、親会社ヤフーなどの反対により岩田彰一郎社長ら(当時)の再任が否決された件について、ソフトバンクグループは同日、コメントを発表した。同社の孫正義社長(兼会長)は、今回ヤフーが講じた手段に「反対の意見を持っている」という。
ソフトバンクグループは「孫個人は投資先との同志的な結合を何よりも重視するため、今回のような手段を講じることについて反対の意見を持っている」とコメント。ただ「このたびの件はヤフーの案件であり、ヤフー執行部が意思決定したものだ。本件はヤフーの独立性を尊重して、ヤフー執行部の判断に任せている」とも説明した。
ヤフーは、アスクルの業績不振を理由に、共同で運営するECサイト「LOHACO」の事業譲渡の打診や、岩田彰一郎社長の退陣を要求。アスクルはこれに反発し、ヤフーが岩田社長の再任に反対する理由を「LOHACO事業の移管を行いやすくするための社長人事への介入である」などと批判し、関係が悪化していた。
対立を深める中でアスクルは、ヤフー側から2018年11月末に「ソフトバンクの宮内謙社長とLOHACO事業移管に関する議論をした」、同年12月初旬には「宮内社長やヤフー川邊健太郎社長を含む関係者で議論し、アスクルからLOHACOを分社化する方向で、アスクルに申し入れることが決定した」などと報告を受けていたことを暴露。
アスクルがヤフーの親会社であるソフトバンクの関与を示唆したため、グループ全体の意向ではないかとの見方も浮上していたが、孫社長の「反対意見」が出たことで、そうした臆測を否定した形だ。
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