シャープは、個人向けマスクを販売するECサイトが発売日の4月21日朝からアクセスしにくい状態になり、同社のスマート家電操作にも影響が出た問題で、4月22日の午前10時に予定していたマスク販売を見送ると発表した。「問題を解決し、早ければ今日中にも販売を再開したい」としている。
シャープが販売するのは立体三重構造の不織布マスクで、価格は1箱50枚入りで2980円(税別、送料別)。購入には事前の会員登録が必要で、一度に購入できる個数は1人1箱、購入日から3日間は再購入できないといった制限を設けている。
しかし発売当日の21日朝は購入希望者が会員登録のために会員サイト「COCORO LIFE」に殺到。「予想を大幅に上回るアクセスが集中した」という。またマスク購入と家電をクラウド経由で操作するためのログイン画面(COCORO ID認証)が共通だったため、どちらも認証されにくい状態に。家電ユーザーはスマートフォンアプリからの操作ができず、マスク販売も滞る事態になっていた(関連記事)。
シャープは21日夜に販売サイトを更新し、状況を説明した上で「次回販売については別途案内する」とした。またシャープの公式Twitterアカウントは22日、午前10時からの販売を見送るとした上で、「今日中の再開を目指していますが、現在のところ見通しはお知らせできません。すみません」と謝罪している。
2020年04月22日 11時16分
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2004/22/news061.html