アメリカの動画配信大手ネットフリックスは、企業の価値を評価する指標の時価総額で、娯楽大手のウォルト・ディズニーを上回りました。新型コロナウイルスの感染拡大で、外出制限の中でも利用できるサービスへの需要が高まっていることを浮き彫りにしています。
連日、株価が最高値を更新しているネットフリックスは、16日の株価の終値が439ドルとなり、株価に発行済み株式数をかけた「時価総額」が1927億ドル、日本円で20兆円を超えています。
これは日本最大のトヨタ自動車の時価総額にほぼ匹敵する規模で、娯楽大手ウォルト・ディズニーの1841億ドルを上回り、新型コロナウイルスの感染拡大で外出制限の中でも利用できる動画配信サービスへの需要が高まっていることを浮き彫りにしています。
一方、ウォルト・ディズニーも動画配信サービスに力を注ぎ、有料会員の数が増えていますが、収入の柱であるテーマパークの閉鎖を余儀なくされていて、株価は、ことし初めに比べて3分の2まで下落しています。
このほかIT関連企業では、ネット通販大手のアマゾン・ドット・コムも連日、最高値を更新していて、来週から本格化する決算発表が注目されそうです。
2020年4月17日 12時15分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200417/k10012392471000.html