米アップルと米グーグルは10日、スマートフォンの近距離無線通信規格「ブルートゥース」を使って、
新型コロナウイルスの感染者と接触した人に対し、その接触について通知する仕組みを共同で提供すると発表した。
両社は世界で約30億台に上るスマホを動かす基本ソフト(OS)のほとんどを提供する。
異例の「タッグ」を組んで、新型コロナ感染防止対策で共闘する。
グーグルによると、スマホを持っている人同士が、例えば10~15分間といった一定時間、
一定の距離で接していると、スマホが互いに匿名の形で記録する仕組みにする。
新型コロナウイルスの感染が分かった利用者が専用アプリを通じて報告すると、
過去14日間に近距離で接した人に通知が行く仕組みだという。
両社は5月、この機能について、各国の公衆衛生当局が開発したアプリを通じて
簡単に使えるようにする仕様を公開する予定で、早ければ5月にもこうした機能を使った
接触追跡が行えるようになりそうだ。