【ニューヨーク=後藤達也】米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は28日、アップルは2019年秋に発売予定のパソコン「Mac Pro(マックプロ)」を中国で生産すると報じた。台湾の広達電脳(クアンタ)に委託し、上海近くの工場で製造を始めているという。旧型のマックプロは米国で組み立てていたが、中国は他のサプライヤーとの距離が近く、輸送コストが抑えられるとしている。
新型のマックプロは価格が1台5999ドルからで、アップルのパソコンで最上位機種だ。映画やゲーム業界のプロ向けの仕様で、販売台数では主力機種ではない。ウォール・ストリート・ジャーナルによると、アップルの広報は「最終的な組み立ては製造工程の一部にすぎない」と述べ、引き続き米国の雇用を支えていると説明した。
米国は中国のすべての製品に25%の関税をかける考えを示しており、29日の米中首脳会談で関税発動の是非が交渉の焦点となる。発動されれば中国で作られたアップル製品を米国に輸入する場合にも関税がかかる可能性がある。トランプ米大統領はアップルに対し、iPhoneなどを米国で生産するよう再三求めてきた。
2019/6/29 0:26
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46754560Z20C19A6000000/
引用元: http://egg.5ch.net/test/read.cgi/bizplus/1561760119/