米国などで2019年に発売した「Z9G」シリーズをベースに、日本の新4K8K衛星放送に対応するチューナーを搭載した国内仕様。海外では98V型も販売しているが、日本では85V型のみ。98V型はB2B向けのディスプレイ(チューナーレス)として販売する。
4Kの120fps入力にも対応
Z9Hは、ブラビアの「MASTER Series」に位置付けられるフラグシップモデル。液晶パネル背面に敷き詰めたLEDモジュールを個々に制御するバックライト技術「Backlight Master Drive」により、ブロックごとに制御する従来のローカルディミング(エリア制御)に比べて細かく制御できる。ただし、LEDモジュールの数は公表していない。
映像エンジンと呼ばれるテレビ用のプロセッサには「X1 Ultimate」を採用し、映像のアップコンバートや超解像処理を担う「8K X-Reality PRO」と組み合わせた。2K(フルHD)や4Kの番組でも、シーンごとに専用の8Kデータベースを参照して精細感を向上。インターネット動画なども8Kに迫る情報量に引き上げるという。
オーディオ面では、大画面テレビにありがちな映像と音の不一致感を解消するため、Z9Hでは画面の上下に4つの2Wayスピーカー(ツイーター、ウーファー)を搭載し、信号処理技術を組み合わせて定位感と広がりを向上させた。また手持ちのサラウンドシステムと組み合わせる場合には、テレビの内蔵スピーカーをセンターチャンネルとして利用できるモードも備えている。
HDMI入力は、8Kに加えて4Kの120fps(毎秒120フレーム)にも対応。「次世代のゲーム機からのHDMI映像入力にも対応している」という。ソニーは、2020年中の市場投入を予定している次世代ゲーム機「PS5」について詳細を公表していないが、8K出力の他に「4K/120fpsゲーミングに対応する」(SIEのジム・ライアン社長兼CEO)といったコメントもある。Z9Hの仕様はそれを裏付けるものといえそうだ。
2020年02月07日 14時03分
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2002/07/news088.html
引用元: http://egg.5ch.net/test/read.cgi/bizplus/1581054835/