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WordやExcelに代表されるOfficeスイートは以前から、業務処理を自動化するマクロ機能を備えてきた。
VBA(Visual Basic for Applications)を使用するマクロ機能は実装形式も古く、マルウェアの温床になって
きたことは改めて述べるまでもない。
加えて昨今は属人化しやすく、他のアプリケーションと連携しにくいマクロ機能よりも、
RPA(ロボティック プロセス オートメーション)ソリューションを用いた自動化に注目が集まり、
Microsoft自身も旧Microsoft Flowを拡張したPower Automateを提供している(現時点ではプレビュー版)。
RPAソリューションを用意せず、開発部門に限らずユーザー部門でもワークフローを実現するのが
Office Scriptsの役割だ。本稿執筆時点でOffice Scriptsはプレビュー版であり、Excel Online上で使用可能。
MicrosoftはOffice 365 E3/E5ライセンスユーザーを対象に、段階的なロールアウトを予定している。
略
作成したOffice ScriptsはOneDrive for Businessに保存され、「Code Editor」ウィンドウを経由して編集・実行する。
開発経験が長い方ならお察しのとおり、Office ScriptsはJavaScript(ECMAScript 5)をベースに機能拡張した
TypeScriptを採用している。
冒頭で「開発部門に限らずユーザー部門でも」と述べたが、開発経験が少ない方なら記録したスクリプトを
そのまま実行すればよく、開発部門の方ならコードベースで修正や最適化などが可能になる。
選択したセルの配色を変更する操作も「selectedSheet.getRange(“A2:C2”).format.fill.color = “FFC000″」の1行で実行。
サンプルスクリプトも10行程度のコードで、「並べ替えられたテーブルを作成する」「解決済みのコメントを削除する」を
実現可能だと紹介している。Office Scriptsはロボットを回すほどではないが、日常的に実行する操作時間を大きく短縮できそうだ。
引用元: http://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/news/1580124994/