ボタン1つで外食レベルの料理が作れる自動調理鍋や、全自動のロボット掃除機などの登場により、以前に比べて各段に仕事と家事を両立させやすくなりました。しかし、こうした時短製品を駆使しても、なぜかゆとりのある時間が増えないという人も少なくないはず。そんな現代人の忙しさには、3つの理由が存在すると、海外紙The Atlanticがまとめています。
ボストンカレッジの社会学者ジュリエット・ショアー氏によると、1920年代の専業主婦は週に51時間働いていたのに対し、1950年代では週52時間、1960年代では週53時間と、主婦の労働時間はどんどん長くなっていったとのこと。The Atlanticで経済学やテクノロジーについての記事を書いているデレク・トンプソン氏は、電気や電化製品の普及を経ているにもかかわらず、主婦の労働時間が長くなったのには、大きく分けて3つの要因が関係していると指摘しています。
◆1:技術が進歩すると期待が高くなり、もっと働かなければならなくなる
ショアー氏の調べによると、1920年~1960年にかけて、人々が料理にかける時間は週に10時間も減少しましたが、その一方でスーパーマーケットの登場により買い物に費やされる時間は増えたとのこと。トンプソン氏はこれについて「テクノロジーのおかげで料理は簡単になり、掃除は楽になりました。しかし、よりおいしい食事ときれいな住まいが期待されるようになったので、結局週に40~50時間は働かなくてはならなくなったのです」とコメントしました。
また…
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https://gigazine.net/news/20200116-3-theories-have-no-time/
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