インプレス総合研究所が2019年7月、電子出版市場に関する調査結果を発表した。電子出版市場は、電子書籍の売り上げや月額課金、マンガアプリの課金などからなる“電子書籍”と、電子雑誌の売り上げや月額課金などからなる“電子雑誌”を合計したものだ。
18年度の電子出版市場の規模は前年比22.1%増の3,122億円。成長を牽引したのは電子書籍で、前年比26.1%増の2,826億円だった。電子書籍が大きく伸びている理由について、インプレス総合研究所の柴谷大輔所長は「海賊版サイトが社会問題として大きく報じられ、18年4月に閉鎖したことが、結果的に電子書籍の認知度向上につながりました。そこで多くの電子書籍ストアが多額のマーケティング予算を投入したことで、利用者が正規のストアやサービスに流れ、売り上げは劇的に拡大しました」と説明する。
19年度以降も電子出版市場は拡大基調が続く見込みで、インプレス総合研究所は23年度の市場規模を4,610億円と予想している。柴谷所長は「今後もスマートフォンの保有者の増加をベースに、認知度の拡大や利便性の向上、マーケティングノウハウの高度化などによって市場は大きく成長するでしょう」と語っている。
https://president.jp/articles/-/30702
引用元: http://egg.5ch.net/test/read.cgi/bizplus/1578744188/