出版科学研究所(東京・新宿)は25日、2018年の紙の出版販売額が約1兆2800億円台になりそうだと発表した。前年実績から6.4%の減少で、14年連続で前年実績を下回る。ピークだった1996年(2兆6563億円)の半分以下に落ち込む見通しだ。雑誌や漫画など出版物の販売低迷に歯止めがかからない状況が続いている。
1~11月の販売実績を基に、18年通年の市場規模を推定した。18年の出版市場の内訳は書籍が約6900億円、雑誌が約5800億円となる見通し。書籍は12年、雑誌は21年続けて前年を下回りそうだ。
出版市場の縮小を受けて、取次大手などは消費者の需要喚起に知恵を絞っている。取次最大手の日本出版販売は12月、東京・六本木の青山ブックセンター跡地に入場料を支払えば一日中、店内で読書を楽しむことができる本屋「文喫」を開業した。出版不況が続く中、消費者が書籍に親しむ新しい場を創出する狙いだ。
2018/12/25 14:17
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO39340810V21C18A2X35000/
引用元: http://egg.5ch.net/test/read.cgi/bizplus/1545715618/