【ロングビーチ(カリフォルニア州)=佐藤浩実】米マイクロソフトが23日発表した2019年7~9月期の純利益は前年同期比21%増の106億7800万ドル(約1兆1600億円)、売上高は同14%増の330億5500万ドルだった。いずれも7~9月期として過去最高を更新。クラウド事業の拡大が続いたほか、基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」の更新も広がった。
マイクロソフトにとって、第1四半期にあたる7~9月期の純利益が100億ドルを超えるのは初めて。売上高が300億ドルを上回る水準に拡大したのに伴い、規模の効果が働いて利益を押し上げた。
主要事業ではクラウド経由で演算能力を提供する「Azure(アジュール)」が前年同期比で59%伸び、ネットを介して「ワード」などの業務ソフトを使えるようにする「オフィス365(企業向け)」は同25%伸びた。いずれも伸び率は前の四半期よりは鈍化した。ただ、エイミー・フッド最高財務責任者(CFO)はクラウド関連事業の売り上げ規模について「前年同期よりも36%多い116億ドル規模に拡大した」と説明した。
このほか、世界の企業でパソコンの買い替えが進んだことも売上高の底上げにつながった。マイクロソフトが古いOSのサポートを20年1月に終えるのに伴う動きで、パソコンメーカー向けのウィンドウズの販売額は前年同期比で9%伸びた。
2019/10/24 5:50
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO51325920U9A021C1000000/
引用元: http://egg.5ch.net/test/read.cgi/bizplus/1571869414/