アメリカ生活が始まった直後、僕は中学校の英語の授業で習ったとおりのあいさつをしていました。先生たちに「How are you?」と聞かれれば、「I'm fine, thank you. And you?」と返していたのです。これが日本で習ったあいさつの基本でした。
ところが、バスケットボール部のチームメートとつき合うようになると、すぐにあいさつの仕方を“矯正”されてしまいます。
「雄太、いいか。あのあいさつだけは絶対にやめておけ」
なんといきなりの全否定。
彼らは、「How are you?」と聞かれたら、「Good. You?」だけにしろと言うのです。
「こっちのほうがクールだろ。『I'm fine, thank you. And you?』はマジでダサいから、あれだけはやめろ。わかったな?」
こんなふうに、念を押されるほどでした。
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