2001年10月にリリースされたWindows XPは、安定した動作と要求されるPC性能の低さからユーザーから絶大な支持を集め、その人気ぶりは当初2009年4月に予定されていたサポート終了が5年間も延長されるほど。そんなWindows XPも2014年4月には惜しまれつつサポート終了を迎えました。
しかし、「ネットワークとエンドポイントセキュリティの未来」と題して発表されたレポートによると、2019年現在も企業の3分の1%がWindows XPを使い続けているとのことです。
以下はOSごとに「そのOSがインストールされた端末を少なくとも1台は稼働させている」と答えた企業の割合を示した棒グラフです。赤枠で囲った部分を見ると、2017年の42%よりは使用率が低下しているものの、2019年現在も32%がWindows XPがインストールされた端末を使用し続けていることが分かります。
Microsoftにとってはなお頭の痛いことに、2020年のサポート終了を目前に控えたWindows 7の使用率も約80%と高く、しかも割合は最新のOSであるWindows 10の使用率を上回っています。
シェアに注目した別の調査では、2019年1月にやっとWindows 10のシェアがWindows 7を追い越したばかりだということも分かっており、古いOSからWindows 10への移行に二の足を踏んでいるユーザーたちの姿が浮き彫りになっています。
IT情報サイトTechRepublicのライターであるジェームズ・サンダース氏は、「Microsoftの最も手ごわいライバルはMicrosoft」というIT業界の格言を引用し、こうした状況は当面の間Microsoftを悩ませ続けるだろうとの見方を示しました。
https://gigazine.net/news/20190731-businesses-still-have-windows-xp/
引用元: http://egg.5ch.net/test/read.cgi/bizplus/1564582587/