サムスン電子と中国ファーウェイ(華為技術)が折り畳み式スマートフォンをめぐりまた発売競争に入った。
両社は2月、それぞれ折り畳み式の「ギャラクシーフォールド」と「Mate X」を公開した後、発売作業を延期した。折り畳み式ディスプレーの完成度問題で修正・補完作業に入ったからだ。また、当初伝えられていた内容とは違い、ギャラクシーフォールドの量産は日本の輸出規制の影響を受けないことが確認された。
米IT専門メディアのGSMアリーナは19日(現地時間)、サムスン電子関係者の話を引用し、再設計されたギャラクシーフォールドが内部テストを通過したと伝えた。
異物が入りやすいヒンジのデザインは一部設計を変更して隙間が生じない構造に変更し、画面保護フィルムは枠(ベゼル)の下に入るようデザインしたという。ギャラクシーフォールドの画面保護フィルムは折り畳み式ディスプレーのカバーウィンドウの役割をする透明ポリイミド(PI)の上にかぶされる形態だ。一般的なスマートフォンなら米コーニング社のゴリラガラスのようなガラス素材が使われるが、ギャラクシーフォールドは折り畳むためにPIを使用することになった。
ギャラクシーフォールドに使用されるPIに関連し、サムスン電子は「製品の量産に支障はない」と伝えた。日本政府の先端素材3品目(フッ化水素、フォトレジスト、フッ化ポリイミド)輸出規制とギャラクシーフォールドの量産は関係がないということだ。
IT業界によると、ギャラクシーフォールドに入るフッ化ポリイミドはフッ素含有量が相対的に低いため、輸出規制対象に含まれなかったという。日本経済産業省の告示によると、輸出規制該当品目は「結合フッ素の含有量が全体重量の10パーセント以上のフッ化ポリイミド」に該当する。
ギャラクシーフォールドに入る透明PIは日本の住友化学が供給する。住友の子会社、韓国東友ファインケムで透明PIをハードコーティングし、これをサムスンに納品する。量産計画に比べて必要なPI物量は多くないため、サムスンが事前にすべて確保したという分析もある。
ファーウェイの「Mate X」発売も秒読み段階に入った。中国工業情報化部(TENAA)によると、モデル名「TAH-ANOO」が6カ月間の試験ネットワーク接続許可を受けた。この端末はフォルダブルフォン「Mate X」と推定されている。通常、認証許可は製品発売の約1カ月前に進行される。
「Mate X」は8インチの有機発光ダイオード(OLED)ディスプレーを搭載した。ファーウェイのアプリケーションプロセッサ(AP)「Kirin980」第5世代移動通信が可能なモデムチップ「バロン5000」を搭載したという。価格は2299ユーロ(約27万円)。
https://japanese.joins.com/article/821/255821.html
引用元: http://egg.5ch.net/test/read.cgi/bizplus/1563867751/