2012年4月27日に開催された提携記者会見の時の写真。左から、当時ヤフー代表取締役社長を務めていた宮坂学氏、アスクル代表取締役社長の岩田彰一郎氏
行使の理由としてヤフーでは、アスクルの重要領域であるEC市場が各社BtoB、BtoCともに高い成長率を遂げている中、アスクルは2018年5月期の営業利益が前年度を50%下回る約41億円となったことに加え、2019年5月期は、従来の通期業績予想から営業利益を25%下回る約45億円、純利益は89%減の約4億円になるなど業績の低迷が続いていると説明。業績の早期回復、経営体制の若返り、アスクルの中長期的な企業価値向上、株主共同利益の最大化の観点から、抜本的な変革が必要と判断したという。
事業別では、主力事業であるBtoB事業(アスクル事業)の売上成長率が鈍化傾向にあるほか、ヤフーとの協力で運営しているBtoC事業(LOHACO事業)は2012年10月のサービス開始から現在まで収益の改善が見られず、2014年5月期の約29億円の赤字から、2019年5月期は約92億円の赤字と損失が拡大していると指摘。ヤフーでは「現在のEコマース市場の環境下における岩田社長の事業計画の立案力および事業計画の遂行力に疑問を抱くに至りました」とプレスリリースでコメントしている。
なお、この件に関連する動きとして、アスクルがヤフーとの資本関係を解消するという一部報道が出ている。これに対し、アスクル広報部に確認したところ「当社が発表したものではない。資本解消などの事実関係は確認中」とコメントした。
2019年07月17日 12時00分
CNET Japan
https://japan.cnet.com/article/35140000/
引用元: http://egg.5ch.net/test/read.cgi/bizplus/1563336429/