韓国サムスン電子は20日、画面を2つに折り畳めるスマートフォンを4月26日に北米など一部の地域で発売すると発表した。たためば4.6インチのスマホ、広げれば7.3インチのタブレットとして利用できる。スマホ市場の停滞が色濃くなるなか、携帯性と大画面の見やすさをあわせ持つ「1台2役」の新端末で需要の底上げをめざす。
新製品は「ギャラクシーフォールド」。両面にサイズの異なる有機ELディスプレーがあり、7.3インチのディスプレーを内側にして本のように畳むことができる。開いた状態では動画が見やすくなるほか、画面を3分割して複数のアプリを同時に使うといった従来のスマホにはなかった特徴も打ち出す。全部で6つのカメラを搭載した。
日本での発売時期は未定。サムスンは日本でスマホの直接販売をしていないため、今後販売されるかどうかはNTTドコモやKDDIといった通信事業者の方針次第となる。
スマホ大手による折り畳み式端末の発表は初めて。20日に米サンフランシスコで開いた記者会見で、スマホ事業を率いる高東真(コ・ドンジン)社長は「スマホ市場は成熟したと言われるが、我々はそれが誤りだと証明する」と話した。
米調査会社のIDCによれば、世界のスマホの出荷台数は18年に前年比4%減の約14億台にとどまり、2年連続でマイナスとなった。業界では「フォルダブル」と呼ばれる折り畳みスマホが、停滞する市場を活気づかせる「カンフル剤」になると期待されている。ただ普及に向けては、端末の価格や、折り畳み式ならではの使い勝手を提示できるかといった課題もある。
ギャラクシーフォールドの価格は1980ドル(約22万円)から。サムスンが20日に発表した、3眼カメラやディスプレー上での指紋認証機能などを備える6.1インチの新型スマホ「S10」(899.99ドルから)が2台以上買える水準だ。
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引用元: http://egg.5ch.net/test/read.cgi/bizplus/1550746675/