ことし3月29日に迫ったイギリスのEU=ヨーロッパ連合からの離脱の行方が一段と不透明になる中、ソニーは、EUでのビジネスを円滑に続けるため、イギリスにある本社を登記上、オランダに移す準備を進めていることを明らかにしました。
ソニーはヨーロッパ事業の本社をイギリスに置き、日本やアジアの工場で生産したオーディオやカメラなどを、この拠点を通じてヨーロッパの40か国で販売しています。
しかし、イギリスでは、EUから離脱する条件を定めた協定案をめぐって混乱が続き、離脱の行方が一段と不透明になっています。
仮に、EUとの協定がないまま離脱する、いわゆる「合意なき離脱」が現実になると、EU域内ではイギリスの会社を通じて輸入した製品を販売できなくなるなど、ビジネスで大きな影響を受けるおそれが出ています。
このため、ソニーは、EU加盟国であるオランダに新しい会社を設立し、イギリスにある本社を登記上、オランダに移す準備を進めていることを明らかにしました。ただ、事業拠点や従業員はイギリスから動かないということです。
イギリスのEU離脱が2か月後に迫る中、日本企業の間では、ホンダが4月に工場の操業を休止する日を設けるなど、あらゆる事態を想定した備えが始まっています。
2019年1月23日 4時29分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190123/k10011787471000.html
引用元: http://egg.5ch.net/test/read.cgi/bizplus/1548200201/