12月1日午前10時から、新4K8K衛星放送が開始された。それにあわせて、一般社団法人放送サービス高度化推進協会(A-PAB)は、東京・紀尾井町のホテルニューオータニで、「新4K8K衛星放送開始セレモニー」を行った。
会場には、総務大臣の石田真敏氏、一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)会長の柵山正樹氏、日本放送協会会長の上田良一氏、一般社団法人日本民間放送連盟会長の大久保好男氏、4K8K推進キャラクターである深田恭子さんらが参加して、カウントダウンを行い、午前10時のゼロのかけ声とともに、放送開始ボタンを押した。
この日、放送を開始したのは、NHK BS4K、ビーエス朝日、BS-TBS、BSテレビ東京、ビーエスフジ、ショップチャンネル、QVC、映画エンタテインメントチャンネル、スカチャン4Kの9局。BS日テレは2019年9月、WOWOWは2020年12月に放送が開始される。
一般社団法人放送サービス高度化推進協会理事長の福田俊男氏は、「2000年のBSデジタル放送、2003年の地上デジタル放送の開始も、12月1日であり、今日から3度目の新しい放送が始まる。BSおよび110度CS放送において、17チャンネルの放送が一気に開始され、世界に先駆けての放送になる。これまでの4K放送は限られた一部のサービスであったが、4000万以上の世帯で視聴が可能になる。放送業界が厳しい環境に置かれている中での新放送のスタートであり、新たな放送は、放送全体にスポットを当てる絶好の機会である。また、4Kおよび8Kは放送以外でも多くの活用分野が想定されているのも魅力のひとつである。4Kテレビの世帯普及率は目安としていた10%を超えており、受信機の買い換え需要を追い風として、2020年の東京オリンピック、パラリンピックの開催時には、多くの視聴者が家庭のテレビで、新しい放送を楽しんでもらっている状況を目指して、努力をする。新4K8K衛星放送のキャッチフレーズは『別世界』である。画質も、音質も別世界であり、これからも訴求を続けていく。放送が始まる今日からが普及に向けた新たなスタートであり、勝負である」とした。
総務省の石田真敏大臣は、「4K/8K放送がいよいよ始まる。立体感があり、鮮やかで臨場感があふれる、これまでとは別次元の視聴体験が始まる。これだけの規模で4K/8K放送が実用化されるのは世界で初めてのことである。総務省からも関係者には、さまざまなお願いをし、準備をしてもらった。尽力に感謝する。これからの課題は、新4K8K衛星放送の普及である。これには国民視聴者の期待に応える4K/8Kならではの魅力ある番組を作ってもらうことが重要である。これまでのノウハウを生かして、これまでにない感動を視聴者に与える番組を期待している。2020年に向けては、さまざまなスポーツイベントが開催され、4Kならではの臨場感と迫力により、選手の躍動感、細やかな表情、応援で盛り上がる観客席を鮮明に伝え、スタジアムにいるような体感をしてもらいたい。総務省としても、引き続き、4K/8Kのすばらしさと、それを視聴する方法を丁寧に周知、広報し、新4K8K衛星放送を盛り上げたい。日本が、放送分野をはじめとする4K/8Kの牽引役となることを期待したい」と語った。
以下ソース
https://japan.cnet.com/article/35129480/
引用元: http://egg.5ch.net/test/read.cgi/bizplus/1543656433/