【シリコンバレー=佐藤浩実】米クアルコムは10日、グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」を使うスマートウオッチ(腕時計)向けの新しい半導体を発表した。常に時計を画面に表示するほか、充電を忘れても1週間近く使い続けられるようにしたのが特徴だ。スイスの装飾品ブランド、モンブランなどが今秋から順次、新チップを採用した機種を売り出す。
クアルコムがスマート腕時計向けの半導体を刷新するのは約2年ぶり。同部門を率いるパンカジ・ケディア氏は10日にサンフランシスコで開いた発表会で「スマートウオッチは利用時間の95%が待機モード。その間も時計として美しくあるべきだ」と説明。従来はスマートフォンのように画面を黒くしていたが、消費電力を抑えたチップを組み合わせることで、アナログ時計のような表示を保てるようにした。
このほか、出張などで充電ができない場合でも「時計」としては最大で1週間使い続けられるようにした。電池が一定まで減った段階でメール受信など通知する機能を止める代わりに、文字盤などの時刻表示は維持できるようにする。モンブランの担当者によれば、同社が10月に発売する「サミット2」は従来機種と比べて3~4日長い約5日間持つという。
スマート腕時計を中心とするウエアラブル端末の市場では、独自の半導体を用いる米アップルの「アップルウオッチ」がシェア17%と首位に立つ。クアルコムはスマホ同様にグーグルをはじめとするアンドロイド陣営と組み、アップルに対抗する。
2018/9/11 8:06
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引用元: http://egg.5ch.net/test/read.cgi/bizplus/1536622162/