【ソウル=山田健一】韓国サムスン電子は8日、2020年までの3年間に設備投資と研究開発費の合算で180兆ウォン(約18兆円)を投資すると発表した。17年までの3年間の投資額と比べて10兆ウォン上積みする。主力の半導体メモリーなどを対象に大型投資を続ける方針を示した。半導体やパネルの製造装置に強い日本の産業界の成長につながる可能性がある。
サムスンは設備投資と研究開発費の内訳を公表していないが、投資総額のうち「100兆ウォン以上は設備投資に充てる」(同社)という。メモリーや有機ELパネルの比率が高いとみられる。サムスンのグループ会社が計画する投資も一部含むとした。
次世代通信規格「5G」に対応した通信インフラ設備やバイオ、人工知能(AI)や自動車部品といった新規事業の育成に25兆ウォンを投じる。
サムスンは事実上のトップ、李在鎔(イ・ジェヨン)副会長が韓国の朴槿恵(パク・クネ)前大統領への贈賄罪などに問われ、17年2月に逮捕・拘束された。18年2月の控訴審判決で執行猶予刑を受けて釈放されたが、トップの不在が続いた影響で成長戦略が停滞している。5Gやバイオなどをメモリーやスマートフォンに次ぐ収益柱に育成したい考え。
2018/8/8 15:07
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO33947210Y8A800C1TJ1000/
引用元: http://egg.5ch.net/test/read.cgi/bizplus/1533709061/