最新のディスプレー、有機ELで先行する韓国メーカーなどに対抗する生産体制を整えるため、日本の開発会社が国内の企業から合わせて470億円の出資を受けたことがわかりました。
関係者によりますと、官民ファンドの産業革新機構の支援を受けて有機ELを開発しているJOLEDは、先月までに国内の4社から出資を受けたということです。
4社の出資額は合わせて470億円で、このうち、大手自動車部品メーカーのデンソーが300億円、大手商社の豊田通商が100億円を出資したほか、住友化学と大手半導体製造装置メーカーのSCREENホールディングスも出資したということです。
有機ELは、一般的な液晶パネルよりも薄型で色の濃淡を鮮明に表示できるのが特徴で、テレビやパソコン、自動車など幅広い分野で活用が期待されていて、JOLEDは、有機ELパネルの製造コストを抑えることができる「印刷式」という技術を使った量産化に取り組んでいます。
増資で得た資金は、石川県能美市にある生産拠点に投資することにしていて、有機ELの世界シェアで多くを占める韓国、投資を拡大する中国のメーカーに対抗する体制を整えることにしています。
また、増資によって、JOLEDの筆頭株主の産業革新機構の持ち株比率は過半数を割りました。
JOLEDは、ほかの企業との間でも出資を募る協議を進めていて、最終的に合わせて1000億円規模の増資を目指す方針です。
2018年7月11日 1時44分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180711/k10011527541000.html
引用元: http://egg.5ch.net/test/read.cgi/bizplus/1531247031/