<日本がいつまでも欧米の下請けにとどまっていていいわけがない。ブラジルやカナダだって丸ごと旅客機を造っている。モノづくり大国の日本にできないはずがない。航空機産業は裾野が広く、経済成長につながる>と、いうわけだ。
だが、三菱重工は事業を担うことには慎重だった。技術リスクがあり、採算が見通せないからだ。
判断を留保し続けたが、経産省に押し切られるような形で事業化を決めた。
だが、開発はトラブル続きとなる。航空会社への納入延期は6回にのぼり、途中で航空会社からキャンセルされることもあった。
2019年には名称を「三菱スペースジェット(MSJ)」に変更して挽回を図ろうとしたが、20年になると「いったん立ち止まる」と開発を凍結。結局、解凍されることがないまま、終焉(しゅうえん)を迎えた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/927a8f981ee2c8928f32cc10b1a57a28edb2a7db
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