電気自動車メーカーTeslaのCEOイーロン・マスクが、人工呼吸器を世界の病院に向けて無償で配布することを発表しました。
本体だけでなく送料もテスラ負担の無償で、対象はテスラが事業を展開する国の病院。ただひとつの条件は「すぐに治療に役立てること」。死蔵や転売を避けるための条件です。
爆発的な感染拡大で深刻な人工呼吸器不足が起きている米国のニューヨーク当局に対して、イーロン・マスクは3月下旬、医療機器メーカーMedtronicの協力のもと、操業休止中だったNYのソーラーパネル工場を転用して人工呼吸器を急遽製造し寄付することを申し出ていました。
すでに米国の医療機関に対しては数百台単位の人工呼吸器を寄付しており、さらに生産あるいは手配した分を今度は全世界の病院に寄付します。
マスク本人のツイートによれば、対象となるのはテスラが配送可能な世界の地域の病院。本体も送料も無料。唯一の条件は受け取って倉庫に確保するのではなく、患者のためすぐに必要としていること。
必要とする病院関係者はマスク本人、またはテスラに連絡するよう述べています。
https://japanese.engadget.com/jp-2020-03-31-tesla.html