Oracle、「Java 14」を発表
米Oracleは3月17日(現地時間)、プログラミング言語「Java」の最新版「Java 14」を発表した。「Java 14」では2つのインキュベーターモジュールと3つのプレビュー機能が導入されたほか、2つの機能が非推奨化、2つの機能が削除された。合計で16の主要な変更が加えられている。
まず、“switch”を値を返す“式”として扱えるようになった。この機能は「Java 12」でプレビューとして追加されていたが、「Java 14」からは正式な言語機能として利用できる。“曜日に応じて異なる値を返す”といった処理を簡潔に記述したいといったケースで役立つだろう。
次に、データを保持するためのクラス“Record”がプレビュー機能として導入された。このクラスは継承不能で、メンバーを定義すれば自動で適切なフィールド、コンストラクター、メソッドが追加される。単にデータを保持するための“データキャリア”を定義するだけにもかかわらず冗長な記述が要求される「Java」の欠点を解決できる機能として期待されている。
そのほかにも、“instanceof”を利用したパターンマッチングや、テキストブロックといったプレビュー言語機能が追加・改善。Javaアプリケーションをパッケージ化するツールがインキュベーターとして導入されたほか、Windows/Macでガベージコレクター“ZGC”でサポートされた。
開発キット「Oracle JDK 14」は、9月に「Oracle JDK 15」が提供されるまでの6カ月間サポートされる。その間、同社のCPU(四半期ごとのセキュリティアップデート)スケジュールに合わせ、最低2回のアップデートがリリースされる予定だ。
□関連リンク
JDK Builds from Oracle
https://jdk.java.net/
Oracle Announces Java 14
https://www.oracle.com/corporate/pressrelease/oracle-announces-java14-031720.html
「Java」Java言語で開発されたソフトを実行するために必要なランタイム – 窓の杜
https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/javaruntime/
2020年3月18日 13:37
窓の杜
https://forest.watch.impress.co.jp/docs/news/1241637.html
引用元: http://egg.5ch.net/test/read.cgi/bizplus/1584508824/