専用クライアントソフトウェアを利用して接続するクライアントベースのVPN(仮想プライベートネットワーク)は、設定や運用管理に手間がかかり、効率的なデータの送受信を妨げる可能性がある。そのため「クライアントベースのVPNが近いうちに過去の遺物になる」と予測する意見もある。だが欠陥は指摘されても、クライアントベースのVPNは必要とされ続ける。消滅するより、むしろ進化する可能性の方が大きい。
VPNを利用する目的は、信頼性の低いネットワークを介して信頼性の高いデータの送受信を実現することにある。VPNはデバイス同士を結ぶ仮想的なトンネルを作り、データを暗号化して伝送できる。このトンネルと暗号化によってデータを読み取られたり、改ざんされたりする事態を防ぐ。
クライアントベースのVPNと比較されるのは、TLS(Transport Layer Security)やSSL(Secure Sockets Layer)といった通信路暗号化技術を利用し、クライアントソフトウェアを不要にした「SSL VPN」だ。だが、これに移行したとしても、トンネルのオンとオフを切り替えたり、適切な設定で運用したりするには、管理者やエンドユーザーの手作業が必要になる。
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引用元: http://egg.5ch.net/test/read.cgi/bizplus/1572606105/