韓国の富裕層がマレーシア・ジョホールバルへ続々と移住しているという。
3日、マレーシアの最南端ジョホールバル(Johor bahru)の新都市プテリハーバー。ジョホール海峡の向こう側にシンガポールが見える。シンガポールと向かい合う浜辺に沿って30階建てコンドミニアムの工事が行われている。観光地でもないが、韓国人観光客が目につく。移民を準備中の人たちが現地踏査に来たのだ。海外移住専門業者ユーワン(U1)インターナショナルのチョ・ヒョン代表は「月に30-40人が居住環境や住む家を見るために事前踏査している」とし「10年分の長期ビザ申請件数が昨年1500件と、1年間に倍増した」と伝えた。
◆富裕層が「保険加入」のように移民チケット購入
韓国経済に対する不安と社会への不満から韓国を離れようとする人が増えている。移民の需要が増え、ソウル江南(カンナム)圏を中心に開催されていた投資移民説明会は釜山(プサン)や済州(チェジュ)でも開かれている。2019年の移民ブームは韓国社会に広がる「未来に対する不安感」を表す断面だ。
ウリィ銀行のキム・インウン営業本部長は「資産家は最近の韓国経済や政府の政策を眺めながら、時間が経過するほど財産を守るのが難しいという懸念を強めている」とし「(資産家は)有事の際、いつでも生活基盤を移せるように永住権を取ろうとしている」と述べた。あたかも保険に加入するように移民チケットを買うということだ。
米国務省のビザ発行統計によると、昨年投資移民ビザを取得した韓国人は前年比で倍以上の531人だった。韓国は中国、ベトナム、インドに次いで投資移民発行国4位だ。
◆税金少なく物価安いマレーシアが移民先に浮上
韓国を離れた生活はどうだろうか。今年マレーシアのジョホールバルに移民したパク・サンウさん(39)、ユ・ジヒさん(37)夫婦は「自動車で30分の距離のシンガポール生活圏でありながらも住居価格など物価ははるかに安く、韓国に住むよりも生活が豊かになった」とし「特にインターナショナルスクールの学費が平均1000万ウォン(約90万円)ほどと安く、子どもの教育の負担が少ないことに満足している」と話し…
続きはソース元で
https://japanese.joins.com/JArticle/258524
続きを読む