ヤフーを手がけるZホールディングスとSBIホールディングス(HD)は10日、金融事業で包括提携すると発表した。証券、外国為替証拠金(FX)、銀行の3分野で相互に商品やサービスを相互活用する。ZHDは金融を次の成長分野と位置づけており、SBIとの提携で拡大を急ぐ。
消費者が持つヤフーのIDでSBIグループの金融サービスを利用できるようにする。証券ではヤフーの金融情報ページで情報収集からSBI証券での取引までを円滑にできるようにする。ヤフーの金融情報のアプリやサイトで証券口座の開設や取引での連携を検討する。
FXの取引と持ち高の情報を共有することで「両社で月間96兆円の日本最大の取引、流動性が生まれる」(ZHD子会社Zフィナンシャルの谷田智昭社長)見通し。人工知能(AI)を活用した自動取引やディーラーの経験などを通じ、顧客が有利な価格で取引できるようにし「両社の顧客を増やす」(谷田氏)狙い。
SBIグループの住信SBIネット銀行が取り扱う住宅ローン商品「フラット35」の販売を、ZHD傘下のジャパンネット銀行でも始める。谷田氏は「両社の強みを掛け合わせることで、ネットの力で金融をもっと便利で身近にできる」と語った。
SBIHDの高村正人副社長は「先端技術でビッグデータを有する企業とアライアンスを強化し、シナジーを醸成することで、さらなる事業拡大を果たしたい」と強調した。「昔は親戚筋で話もしやすく、(SBI側から)提携を持ちかけた」(高村氏)という。
2019/10/10 12:56
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50826910Q9A011C1000000/
引用元: http://egg.5ch.net/test/read.cgi/bizplus/1570682213/