ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長は4日、韓国大統領府で文在寅(ムン・ジェイン)大統領と会談し、AIに集中投資するよう提言したという。
大統領府によると、孫氏は「今後、韓国が集中しなければならないのは一にも人工知能(AI)、二にもAI、三にもAIだ」と語り、国家を挙げてAIに集中投資するよう提言した。
孫氏は韓国が通貨危機に見舞われた直後の1998年、当時の金大中大統領と会談した。その時には「韓国が集中すべきは一にも、二にも、三にもブロードバンドだ」と提言。金氏は孫氏の提言を受け入れて実行し、韓国はブロードバンド先進国となった。
孫氏は当時のやりとりを文氏に紹介し「韓国がモバイルインターネットで世界1位の国となり、多くの優れたIT(情報技術)企業を輩出したのはうれしい」と語った。
その上で、「AIは人類の歴史上、最大級の革命をもたらす」と重要性を強調した。「若い起業家は情熱とアイデアがあるが資金がない。そのためには『ユニコーン』がうまれるような投資が必要だ」と語った。
文氏は孫氏に対し、韓国でのAI分野への積極投資や専門人材の育成…
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https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46965640U9A700C1916M00/
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