海外テックサイトのAndroid Policeによると、一部の同社製スマートフォンでは、ロック画面にホテル予約サービス「Booking.com」の広告が表示されているとのこと。SNS上で多くの人々が同様の苦情を報告しており、影響を受けたモデルとしてはP30 Pro、P20、P20 Lite、Honor 10、およびP20 Proが確認されています。
広告は、プリインストールされている風景の壁紙を使用しているデバイス上に表示。イギリスやオランダ、アイルランドや南アフリカ、ノルウェーやドイツの端末でも確認され、特定の地域や国に限定されていないようです。
この広告を表示させない唯一の方法は、マガジンロック(ロック画面を開くたびに背景画像が切り替わる、ファーウェイ端末の独自機能)による背景を利用しないこと。同様の「ロック画面に広告表示」はAmazonのFireデバイスにも見られますが、それは端末を安価に抑えている代価(設定でオフにすることも可能)だとAndroid Policeは指摘しています。
では、最新のハイエンド端末であるP30 Proでさえ広告が表示されるのはなぜか。理由として考えられるのは、1つには広告で資金を回収する必要があるほど、スマートフォンの販売が苦戦している可能性でしょう。
中国国外で販売されている同社のAndroid端末は、販売済み製品ではGoogle PlayおよびGoogle Play Protectによるセキュリティ保護機能を引き続き提供するとの声明が出されているものの、今後のOSアップデートは厳密に禁止。今秋には独自OS採用製品を発売するとも噂されていますが、少なくとも現行デバイスの売上げには陰りが見られます。
とはいえ、中国を代表する巨大企業がわずかな広告収入に頼るのも考えにくい事態です。同社の端末にはEMUI、つまり独自にAndroidをカスタマイズしたメーカー製UIが搭載されています。それを通じて、世界中の莫大な同社デバイスに何らかの影響を及ぼせる力を示した–というのも穿ちすぎた憶測かもしれません。
米Engadgetがファーウェイにコメントを求めたところ、広報担当者は同社が調査中であり、詳細が分かれば発表すると回答しています。続報が入り次第、本誌でもお伝えする予定です。
https://japanese.engadget.com/2019/06/14/p30-pro/
引用元: http://egg.5ch.net/test/read.cgi/bizplus/1560591131/