サイバーエージェントは30日、2019年度第1四半期決算を発表した。売上高は前年比13.2%増の1,108億円、営業利益は53億円となったが、2019年度通期営業利益は、当初見通しから100億円下方修正の200億円とした。また、AbemaTVの有料サービス「Abemaプレミアム」の会員数も初開示し、35万8,000人と前年比で4.5倍の伸びと紹介。広告だけでなく課金との両立を目指す方針を示した。
AbemaTVを中心としたメディア事業の売上高は前年比29.0%増の95億円。AbemaTVとマッチングアプリの「タップル誕生」により増収で、同事業の営業利益は49億円の赤字。
下方修正に伴い、全社的なコストの引き締めを行なっており、AbemaTVにおいても「コストを見直して、投資を続けていく」という。AbemaTVのアプリダウンロードは3,700万、週間アクティブユーザー(WAU)は年末年始に過去最高の918万を記録。「一昨年の720万をなかなか超えられなかったが、昨年1年間はレギュラー番組を強化して、自力がついてきた」(藤田晋社長)とする。
また、テレビへのAbemaTVボタンの搭載にも積極的で、ソニーに続き、パナソニックなども採用。「新しく出荷されるテレビには、大体リモコンにAbemaTVボタンを搭載してもらえるような取り組みをしている」とした。
ソフトバンクの「ウルトラギガモンスター+」におけるAbemaTV対応や、アニメレーベルの設立、電通・博報堂との資本提携による営業体制の強化など、今後は他業種との連携によるAbemaTVの成長を目指す。
最近のAbemaTVの傾向として「オンデマンド視聴」の拡大をあげる。
これまでは、リニア(リアルタイム)での視聴に軸をおいていたAbemaTVだが、見たいときに見る「オンデマンド」型の視聴が増えている。2017年12月に12%だったオンデマンド比率は、’18年12月に32%となった。
藤田社長は、「AbemaTVがスタートして約3年。当初は、インターネット上にテレビを作ろうという構想で、リニアだった。しかし、ニュースやスポーツなど生中継はリニアだが、パッケージになるとほとんどオンデマンドで観られている。特にAbemaTVのドラマは95%がオンデマンド。月曜10時の配信はショーケースのような役割で、その後オンデマンドで見られている。ユーザーの利便性を追求した形で、リニアとオンデマンドのハイブリッドを強化していきたい」とした。
https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1167426.html
引用元: http://egg.5ch.net/test/read.cgi/bizplus/1548937434/