特に人材が不足しているのは、人工知能(AI)技術者やデータ分析官などIT(情報技術)の高スキル人材。「スキルを上げて高い賃金で転職するのが一般的な他国と異なり、終身雇用の根付く日本ではスキルアップへの意欲が低い」(日本法人マネージング・ディレクターのマーク・ブラジ氏)
同社がアジアの転職希望者3544人を対象に17年に行った調査では、仕事以外でスキルアップに月6時間以上を費やすと答えた割合が、中国の54%に対し日本は19%にとどまった。「求職者はいるが企業のニーズに合っていない。高等教育が実務でなく教養に偏っていることも影響している」(同)とみている。
今回の調査は経済協力開発機構(OECD)など公的機関や各国政府などの統計を基に、高スキル人材不足のほか賃金上昇圧力など計7項目を10点満点で集計。数字が高いほど企業が人材を採用しにくいことを示す。英調査会社オックスフォード・エコノミクスと共同で2012年から実施している。
日本は人材不足が最悪値の10点となり、昨年のワースト3位から順位を落とした。ほかにITなど専門性の高い業界の賃金上昇が0.2点で低さが際だった以外は、他国並みのスコアが多かった。
2018/11/6 12:00
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO37408690W8A101C1QM8000/
引用元: http://egg.5ch.net/test/read.cgi/bizplus/1541481504/