韓国サムスン電子が6日発表した2018年4~6月期連結決算の速報値は、営業利益が前年同期比5%増の14兆8000億ウォン(約1兆4800億円)だった。
サーバーなどに載せる半導体メモリーが堅調だったとみられる。ただ自社製スマートフォン(スマホ)事業やディスプレー事業は苦戦したもよう。売上高は58兆ウォンと同5%減少した。
4~6月期の純利益や事業部門別収益は、7月下旬に発表予定の確報値で公表する。
韓国の証券アナリストの間では、主力の半導体部門の営業利益は、前年同期より約4割多い11兆数千億ウォンになったとの見立てが多い。IT(情報技術)大手のサーバー投資などを追い風に、同部門は17年7~9月期以降、4四半期連続で10兆ウォン規模の営業利益を稼いだ形になる。
一方、自社製スマホを主体とする「IT&モバイル部門」の営業利益は2兆数千億ウォンにとどまった公算が大きい。3月に発売した旗艦機種「ギャラクシーS9」の販売が計画を下回った。同部門の17年4~6月期の営業利益は約4兆ウォンだった。アナリストの予想通りなら、スマホの立て直しが課題になる…
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https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3268959006072018EAF000/
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