Bored Ape Yacht Clubを運営するYuga LabsがCryptoPunks運営のLarvaLabsを買収しました。昨日の記事で紹介したこの2つのNFTコレクション。
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CryptoPunksとBAYCはNFT界の2大巨頭の王であり(しかもダントツです)、今回の買収はAppleがMicrosoftを買収したほどのインパクトを持ちます。
Yuga LabsはさっそくCryptoPunksのIP解放を宣言しています。Bored Ape Yacht Clubの成功要因の1つとしてこのIP解放が上げられます。これにより、Punkホルダーは、それを用いてビジネスをすることが可能となります。
オリジナルのTシャツを販売したり、アイコンをミュージックジャケット使ったり、そのCryptoPunkから派生したNFTコレクションを作るなど、無限のビジネスが可能となります。
CryptoPunksは少しFloor価格が上がり、現在100ETHでの取引も行われています。
https://opensea.io/collection/cryptopunks
誤解を恐れずに言えば、CryptoPunksの成功要因は先行優位が9割です。V1 V2でのゴタゴタをみるに、LarvaLabsは優れているとは言い難い運営でした。そこにYuga Labsが加わるのですから、ホルダーのほとんどがこの買収をポジティブにとらえていると予想されます。Yuga Labsは紛れもなく世界一のNFT運営であり、その他全てのNFTプロジェクトが彼らの後追いをしている現状です。
繰り返しとなりますが、これはNFTのNo1がNo2を買収したビッグニュースです。しかし、このニュースを報じる日本語メディアはほとんどありません。テレビのニュースで流れることもないでしょう。
それほどまでに日本人にNFTは浸透しておらず、今から参入してもアーリーアダプターだという証左とも言えます。
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