週刊文春(電子版)は3日、利害関係者の接待で懲戒処分を受けた総務省の谷脇康彦総務審議官や辞職した山田真貴子前内閣広報官らが昨年、NTTの澤田純社長らから高額の接待を受けたと報じた。これを受けNTTは「(報道にある)会食を行ったことは事実だ。詳細について確認している」とコメント。同省は事実関係を調査する。
文春によると、谷脇氏は昨年までの3年間で3回、NTTグループ幹部の接待を受け、飲食代は計50万円以上に上るという。NTTは、NTT法に基づき事業計画や取締役の選任などで同省の許認可を受けており、NTT役員は国家公務員倫理規程の利害関係者に当たるとみられる。さらに、必要な届け出もしていなかったという。
同省は先月、放送関連会社の東北新社に勤める菅義偉首相の長男、正剛氏らから接待を受けた谷脇氏ら11人について、倫理規程に違反したとして処分。その際、「ほかに規程違反の接待などはない」と説明していた。また総務審議官時代に接待を受けていた山田氏は、内閣広報官を辞職した。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021030301111&g=eco
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