米Googleは4月20日(現地時間)、新型コロナウイルス感染症対策で企業が従業員のリモートワーク化を進める中、リモートからイントラネット内のWebアプリに安全にアクセスするためのシステム「BeyondCorp Remote Access」のGoogle Cloudユーザーへの提供を開始したと発表した。
Google Cloudのコンテキストアウェア アクセス ソリューションを使用すると、ほぼすべての組織で有効にできる。
BeyondCorp Remote Accessは、VPNを使わずに従業員が「信頼できないネットワーク」を通じて働けるようにするGoogle社内のイニシアチブとして約10年前に始まった、ゼロトラストアプローチに基づくクラウドソリューション。現在ほとんどのGoogle従業員が日常的に使っている。
ユーザーのIDとコンテキスト(アクセスしようとしている端末のセキュリティステータス、アクセス元の位置情報など)に基づいてアプリケーションごとのアクセス制御を適用することにより、セキュリティ体制を強化し、リスクを軽減する。展開する必要のあるオンプレミス技術がほぼなく、既存のネットワークアーキテクチャやアプリ構成の変更は最小限で済むため、VPNより迅速に設定できるとしている。
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2004/21/news059.html