【シリコンバレー=奥平和行】ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は27日、家庭用ゲーム機「プレイステーション4」などを対象にしたゲームの配信サービスで速度を制限する地域を広げたと発表した。欧州に続き、米国でも始めた。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、インターネットの利用が増えていることに対応する。
SIEは24日に欧州で利用者がゲームをダウンロードする際の速度を制限し、米国も対象地域に加えた。同社は「ダウンロードの際に速度の遅さや遅延を感じるかもしれないが、引き続きプレーを楽しむことが可能」としている。
新型コロナの感染拡大を抑えるため各地で外出規制が広がっており、ネットの利用が増加している。在宅勤務に伴いビデオ会議システムの利用時間が長くなり、動画配信サービスを利用した映画やテレビ番組の視聴が増えているためだ。ネットの利用拡大に伴い、通信網への負荷が高まって接続が不安定になる懸念が生じていた。
円滑な通信を保つために欧州連合(EU)が事業者に対応を求め、米グーグル傘下の動画共有サイト「ユーチューブ」や米ネットフリックス、米フェイスブックなどが欧州で画質を制限している。グーグルは24日、ユーチューブの画質を制限する地域を日本を含む世界全体に広げると発表しており、こうした動きがさらに拡大する可能性もある。
2020/3/28 7:19
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57370990Y0A320C2000000/
引用元: http://egg.5ch.net/test/read.cgi/bizplus/1585349475/