【シリコンバレー=佐藤浩実】米ネットフリックスは欧州で、同社の動画配信サービスによるインターネットの通信量を25%抑える取り組みを始めた。19日から30日間にわたり、動画の「ビットレート」を下げて配信に必要なデータ量を抑える。新型コロナウイルスの感染拡大に対応して在宅勤務が広がるなか、ネット通信量の急増を危惧する欧州連合(EU)の求めに応じた。
映像1秒あたりのデータ量を示す「ビットレート」を低くする。ネットフリックスは従来も視聴端末や通信環境に応じてビットレートを最適化しており、その技術を応用するようだ。見られる作品を絞ったり、SD(標準画質)だけの配信に絞ったりはしない。
ネットフリックスの広報担当者は「高品質なサービスを保証しつつ、25%のトラフィック削減を期待する」と話した。米国や日本など他の地域で同様の取り組みをするかどうかは明らかにしていない。
欧州ではフランスやスペインなどが住民の外出を制限し、在宅勤務やオンライン授業への移行に伴うビデオ会議サービスの利用が急増している。EUでデジタル政策を担当するティエリー・ブルトン欧州委員がネットインフラが耐えられるよう、娯楽要素の強い動画配信各社に対策を求めていた。
2020/3/20 7:08
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57051130Q0A320C2000000/
引用元: http://egg.5ch.net/test/read.cgi/bizplus/1584657485/