サムスン電子が高画質(FHD)映画を4秒で保存できる歴代最高速度のスマートフォン用次世代メモリーを発売した。サムスン電子は17日、「スマートフォン用メモリーの512ギガバイト(GB) eUFS(embedded Universal Flash Storage)3.1を世界で初めて量産した」と明らかにした。UFSは、SSDと同等の応答速度を実現した技術をモバイル用保存装置に導入し、低電力と高性能を同時に追求する技術だ。5G時代の通信速度に適した性能が求められる5Gフォンに搭載されるものとみられる。
◆平均的なノートブック水準の性能とほぼ同等
今回公開された製品は、従来の製品であるeUFS 3.0に比べて3倍の連続読み込み速度を備えているのが特徴だ。連続読み込み速度はストレージメモリーに映画のようなデータを保存する速度のことをいう。512GB eUFS 3.1の連続読み込み速度は毎秒1200メガバイト(MB)に達する。このため、FHD級の画質を持つ映画(5GB基準)1本を約4秒で保存できるというのがサムスン電子の説明だ。
スマートフォンに「512GB eUFS 3.1」メモリーを搭載すれば、8K超高画質映像や数百枚の高容量写真も素早く保存することができる。また、100GBのデータを新しいスマートフォンに移動させる際、既存eUFS 3.0メモリー搭載フォンは4分以上を要したが、eUFS 3.1搭載フォンは約1分30秒なら充分だ。サムスン電子関係者は「該当の製品が搭載されたスマートフォンを使う消費者はウルトラスリムノートブック水準の使いやすさを体感できるようになる」と話した。
◆フラッグシップ・スマートフォン・メモリー市場を先行獲得
サムスン電子は今年に入ってから、スマートフォン用メモリー新製品をすでに3回公開している。1月に1TB eUFS 2.1を公開したことに続き、先月には512GB eUFS 3.0を量産し、今回は512GB eUFS 3.1まで切れ目なく新製品をリリースしている。これら製品は、全て発売当時に世界最初のタイトルを付けて登場した。1TB eUFS 2.1は世界最初のテラバイト級メモリーで「ノートブック級スマートフォン」時代を宣言したほか、512GB eUFS 3.0と512GB eUFS 3.1はそれぞれこれまでの最高速度を更新する製品だ。
サムスン電子は512GB、256GB、128GBの3種類の容量で構成された「eUFS 3.1」製品ラインナップで今年フラッグシップ・スマートフォン・メモリー市場を先行獲得する考えだ。サムスン電子メモリー事業部戦略マーケティング室のチェ・チョル副社長は「メモリーカードが持つ性能の限界を超えたeUFS 3.1を本格的に量産することによって、消費者がスマートフォンでデータを保存する時に感じていたイライラをすっきりと解決した」とし「今年モバイルメーカーが求める物量を安定的に供給することができるようにあらゆる準備を整えていく」と意気込んだ。
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引用元: http://egg.5ch.net/test/read.cgi/bizplus/1584442222/