フリーマーケットアプリ事業を手掛けるメルカリは20日、中古品の出品手続きがその場で可能な実店舗網を2021年夏までに全国主要都市に展開すると発表した。顧客基盤を拡大し、黒字化を目指す。
同社が初めて開催した事業戦略発表会で明らかにした。1店舗目となる「メルカリステーション」は新宿マルイ本館に今春オープンする。また、無人で発送可能な投函ボックス「メルカリポスト」を全国5000カ所に設置する計画だ。メルカリポストの運営では、ヤマト運輸が集荷パートナーになる。このほか、パナソニックと次世代型ワンストップ端末の開発を行う。
メルカリは国内事業、スマートフォン決済事業、米国事業を3本柱に、今期(2020年6月期)を成長に向けた基盤確立の年と位置付けている。6日に発表した19年7-12月期の営業損益は、決済事業や米国事業への先行投資がかさみ赤字額が139億円と前年同期の3倍以上に膨らんだ。
米国事業では月間平均の流通総額が、黒字化が視野に入る1億ドル(約110億円)の4割程度にとどまった。国内事業でも23%増と、前年の45%増から伸び悩んでいる。
スマホ決済事業では、同業のOrigami(オリガミ)の買収を発表。NTTドコモとも提携し、アカウントやポイント制度での連携による顧客基盤の拡大を目指す。ただ「メルペイ」の登録者数は600万人超と、19年11月に2000万超えを達成したソフトバンクグループの「ペイペイ」に大きく水をあけられている。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-02-20/Q5XIEUDWRGG701
引用元: http://egg.5ch.net/test/read.cgi/bizplus/1582203496/