「携帯の支払いもあるし、学費も返さないといけない」--。19歳女性は、友人から勧められてパパ活を始めた。月に稼ぐのは4万円。お金は引き出しの中に入れてある。一方、女性たちを食事に招いて謝礼を渡す男性(47)は、地方出張で地元の女性を呼んだのがきっかけ。お金を払うことに抵抗を感じつつも、「謝礼を払えば、相手も気持ちよくいろいろなことを教えてくれる」と話す。パパ活アプリを使って食事やデートをする男女を追った。【中嶋真希】
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女性が男性と食事やデートをして謝礼をもらう「パパ活」。2017年ごろからパパ活を目的とするマッチングアプリが登場し、希望する相手の年代などを入力するだけで気軽に利用できるようになった。
東京都内の大学2年生、ちなさん(19)は、3人きょうだいの末っ子。兄と姉も大学に進学していたため、学費は卒業後に両親に返すように言われている。週末は郵便の仕分けやイベントの物販のアルバイトをこなし、時給は1000円から1200円ほど。月のバイト代は4万円に届くかどうかだった。「携帯の支払いもあるし、学費も返さないといけない。短期留学もしたいが、これではその資金もためられない」。そんな時、大学の友人から「パパ活」のことを聞いた。
パパ活と聞いて「最初、いい印象はなかった」とちなさんは言う。「人見知りだし、初対面の人と話すなんて無理」。そう思いながらも、友人に勧められてアプリに登録した。
初めて会ったのは、61歳の男性。「どこにでもいそうな男性だった。『学校はどう?』と聞かれて、普通の話をした」と振り返る。事前にメッセージで「30分の顔合わせで、3でいいかな」と言われたため、「謝礼は3000円だ」と思っていた。しかし、「楽しかったから」と渡されたのは5万円。「3」が3万円を意味していたことが分かって困惑したが、続けるうちに抵抗感は減っていった。
これまでに、20代後半から60代の男性20人と会った。月に稼ぐのは、4万~6万円ほど。何度か会った50代の男性は、「留学に行きたい」と話すと「これで足しになるなら」と、50万円を差し出した。「受け取れない」と言ったが、「応援したい」と男性に言われ受け取った。2カ月の留学を終えて帰国すると「いい経験ができてよかった」と男性は満足そうだったという。
週末のアルバイトは、今も続けている。「楽に稼げるようになってしまうと、普通の仕事ができなくなってしまうから」。バイトのみだったころに比べて余裕はできたが、楽しみは「コスメを買えるようになった」程度。「また留学したい。学費もためないといけない」と、パパ活で得たお金は箱の中に入れて貯金してある。
◇男性は「タクシー代を渡す感覚」
一方、男性は、なぜ謝礼を渡してまで女性と食事したいと思うのか。
大手企業の47歳男性は、「地方出張で、地元の方においしいものを教えてもらおうと思ったのがきっかけ」と話す。現地の女性にガイドも兼ねて店を教えてもらった。
女性にごちそうし、さらに謝礼を支払うことに抵抗がないわけではない。ただ、「既婚者である手前、謝礼なしでの交際というのは考えられない。謝礼を払えば、知らない人でも安心して会いに行けるのでは」。
飲み会を盛り上げるために利用しているのは、29歳のベンチャー企業経営者。「キャバクラに行くより安く手軽で、感じの良い女の子に直接謝礼を渡せるのが好都合。経営者仲間と飲みに行く時などに女の子が来てくれると場も華やぐ」と話す。
女性を飲み会に呼ぶことで、「いい意味で見えを張れる。女の子をエスコートするからには、やっぱりかっこいいと思ってほしい。そういう見えは、男にとって大事」と語る。謝礼を払うことで「線引きになっている。謝礼なしの交際は、人間としてお互い好意がある場合に限られるのでは」と語るが、「お店の女の子と違って恋愛に発展するかもしれないという夢がある感じもいい」と本音をのぞかせた。
※続きはソースで
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200103-00000017-mai-soci
1/3(金) 11:00配信
引用元: http://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1578019987/